かなしい

昨日、仕事帰りに一本の電話を受けた。久しぶりに聞くその声は、約15年ほどお付き合いのある、あるお店の方。半年以上ご無沙汰。お変わりありませんか?かえってくる言葉にすこし元気がなさそう・・・今日でお店を閉めるとのこと。私の声が聞きたくて電話をくれたそうだが、話しているうちに涙ぐんでいる様子が、はっきりうかがえる。暇をみつけては、おじゃましたり、仕事のこと、趣味のことなんでも相談できる兄のような存在だった。痛いほど気持ちも解る。「失うものばかりの半年だった」「でも後悔はない!」その言葉に思わず涙がこぼれた。

当たり前のようにあの場所にあったお店がなくなってしまう。なんだか悲しすぎる。

2010年8月23日掲載