無題
家に帰ると、ホラ見て。
嬉しそうに妻が見せてくれた。クマのぬいぐるみにドレス作り着せたようだ。こんな才能があったのか?これで何をするんだろう?
きっと僕の見ていないところで、結婚式ごっこをするに違いない。
クマ吉は、クマ江を妻とし、良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も、
病める時も健やかなる時も、共に歩み、他の者に依らず、
死が二人を分かつまで、愛を誓い、妻を想い、妻のみに添うことを、
神聖なる婚姻の契約のもとに、
誓いますか?
クマ吉・・・・ハイ。誓います。クマ江はとっても嬉しそう。よかったね、クマ江。
きっとこんな感じで。
そして僕は、ミニカーでブブンブン。ブ~~~~ン。ブ~~~ン。オッ、危ない!!キキ~~。中高生の時から頭の中は、何も変わっていない。ほとんど進歩もない。
2011年8月06日掲載