夢物語
さかのぼること2か月前。
とある森でジュースを売っていた頭の毛の薄い50半ばのおっさん。
となりのブースでコーヒーの試飲を行っていた若い女性に声をかけた。
アルバイト?
ハーフだよね?(ええっ、そう!お母さんが日本人、お父さんがアメリカ人)
独身?そうなんだ僕の息子と同世代か!よければ息子に会ってみない?
その他・・・・諸々と。
綺麗な若いハーフの女性に、このおっさんテンション⤴
帰りがけ。
この女性が連絡先を教えてほしいとのこと。
ポッカ~~~ン。
まさか、僕の携帯番号じゃないよな。
どうみても、不釣り合いだし、でもひょっとして枯れたおっさんが好みだったりして・・・
そんな夢物語があるはずなんてないよな。
そうか、うちでアルバイトしたくて面接のためかも。
でもひょっとすると・・・
いや、やっぱり、そんなはずはないよな。
ほんの3秒位の間に、脳をフル回転させた結果、お店の住所を教えた。
帰りの車中で、冷静さを取り戻したおっさん。
しまった~~~。冷静に考えたらあの状況なら、僕に気が・・・
そして、昨日。
お店のカフェで、知り合いと雑談をしていると。
ひょっこり現れた、あの女性。
覚えておいででしょうか?
も、、、、、もちろん。
すっかり舞い上がったこのおっさん。
もう人生の頂点を極めたといっても過言ではない!!
自信に満ち溢れた表情。
もう、にっこにこ。
だから、ほら。
僕に気が・・・
だったんだ。
いや~~まいった。こんなことがあるなんて。
若くても、おっさんの魅力がわかる人がいるんだ。
この年から、青春?
やっほ~~~~~~~~~~。
そう、思ったにちがいありません。
それからは・・・・
ご想像にお任せいたします。
2016年7月26日掲載