たこ焼き

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なんの特徴もないたこ焼きを、寒さをこらえ商店街の軒先の汚いイスに、腰かけながらの昼食。

ニコリともせず真剣な眼差しで、たこ焼きを必死で焼く一人の女性を見ながら、ヒーヒーフー。

そこに若い男性(きっとアルバイト)が応援にかけつけた。一転その女性、急に笑顔で、うれしそう。きっとこの女性、この男性に恋してるんだろう。たこ焼きを焼くスピードも遅くなり、なんだかデレデレ。

この男性もまんざらではなさそう。おっ!!キャッキャッ言い出した、ツンツンしだした。たこ焼きも熱いけど、この2人も熱ちちちちちち。なんの特徴もないたこやきも、だんだん美味しくなってきた(^-^)

2012年1月21日掲載