ストップ

 

 

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秋の気配を感じながら区民館に広報を取りに行く。

信号待ちで、おかしいな?あれあれ?

ぷすん。

エンジンストップ。

エンジン始動を試みるもかからない。

 

後ろの車に頭を下げながら1人、道路の隅っこまで押す、必死に押す。

道行く人の冷たい視線を浴びながら、押す、押す。さらに押す。

汗が汗が、目に入る。汗でメガネがずり落ちる。

なんとか迷惑にならないところまで移動して、しばらく休憩。

10分後、エンジン始動を試みる。

 

何事もなかったようにブルンとエンジンがかかった。

やれやれ!!

せっかく涼しいのに、汗だく。

 

昨夜から膝が痛い、手首も痛い、腕も痛い。

そして心が折れそう。

2014年8月30日掲載