またまた
またまたS君登場。
ランドセルを背負って、川を飛び越え登下校するのは日常の出来事。
学校帰り、いつものように綺麗に飛んでピタッと止まって着地も成功。(金メダル!パチパチ)
毎回、達成感いっぱいの自慢顔。
ところがある日、ランドセルのふたの留め金が外れていて、着地をしたとたんランドセルの中の教科書が飛び川の中へ。
ドボ~~~~~~ン。
え~~~~~~ん。
泣き出すS君。
2人で川に入り、回収したものの、ビッチョビチョで・・・
母ちゃんに叱られる~~~。どうする~~~~。
そこで、ひらめいた僕。
そうだ、こたつで乾かそう!!泣くなS、元通りになるって。
走ってS君の家に帰り、こたつを押入れから出し、濡れた教科書の水を振って飛ばしてから、こたつに入れた。
もう大丈夫、これで安心。
乾くまで、キャッチボールをして時間を過ごし、1時間後こたつから取り出すと・・・
すべての教科書は反り返り、無残な姿。
それを見たSは、鼻たらしながら大声で泣き出す。
びえ~~~~~~ん。どうする???
もういっぺん、濡らしてやってみる?
そこに、Sの母ちゃんが仕事から帰ってきた。
なにやってるの?
あんた達。
かくかくしかじか・・・
翌日、先生に事情を説明に行くS君と僕。
その日の帰り、足が滑って川に落ちたS君。
なんで~~~~~??
どうして~~~!!
そんなこと叫んでも・・・
お気の毒。
でした。
2016年8月17日掲載