夜9時

 

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夜の9時。

いつものコースの帰り道。

 

偶然出会い、同じ方向に走る3台の自転車。

 

一人は学生服を着た細身の高校生。

 

もう一人は会社帰りであろうスーツを着て、自転車の前籠に鞄を乗っけた若い青年。

 

そして、僕。

54歳、乙女座。

 

しばらく3台で走っていたのだが・・・

 

突然前を走っていた高校生が僕たちを振り返り、スピードを上げた。

 

すると、若い青年がケツ上げて追走しだした。

チラリと振り向き僕を見る青年。(挑発しているように見えたので)

 

 

上等じゃ!!!!

なめんなよ!!おっさんを!!

 

おりゃ~~~~~~~~!!!!!!

 

ギアを2速落とし、ケツ上げて全力疾走。

 

どりゃ~~~~~~~~~~!!!!!

 

ホラみろ!!お前らなんぞに負けるか!

 

1Km位全力でこいだであろうか、息が切れ、脚が疲れてきた。

 

すると若い衆たちに、涼しい顔してスッと抜かれ、振り向きニヤリと。

 

クッソ~~~。

 

 

あまりにも車輪の大きさが違い過ぎ!!

 

負ければ必ずいい訳。

 

速い自転車が欲しい^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年10月29日掲載